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第20回 今年は危険、熱中症

前回は体の構造的な要因と、飼い主さんの管理による要因をお話ししました。

では、その他に、どのような犬が熱中症になりやすいかを少し加えたいと思います。

犬種的な要因

短頭種と言われる犬の多くは、呼吸器に構造的不利を抱えていることが多く熱中症のリスクが高いと言われています。

パグ、フレンチブルドック、ボストンテリア、ブルドックなど頭が丸く、鼻が短い犬種を指します。

肥満

これは飼い主さんの健康管理ミスとも言えますが、実際に病的に肥満傾向になることもあるため、管理だけの問題とも言えないでしょう。

太ることで、熱が蓄積されやすく、また気管などを圧迫することで呼吸器に障害が出ることがあります。

持病

呼吸器疾患や心臓病疾患を抱えることで、呼吸器機能が弱まってしまうこともあります。

 

その他にも、病的に食欲不振などが続き、脱水していることで熱中症になりやすくなります。

今までのことを踏まえ、いかに熱中症を防ぐかが大事になりますが。

では、実際に熱中症になる前段階ではどのような症状がで始めるのでしょうか?

実は、症状が幾つか存在します。

呼吸が速くなる、口を開けて激しい呼吸をする、よだれを流す、などが初期の症状です。

そして、体を触るととても暑いことがわかります。

この症状はどれが先か後かはなく、個体差があります。

このような症状が見られた場合は、マメに休みを取り、水分補給を心がけましょう。