獣医師 佐藤貴紀先生のコラム
獣医師 佐藤貴紀先生のコラム
佐藤 貴紀 獣医師
– Profile –
佐藤 貴紀(さとう たかのり)
白金高輪動物病院 中央アニマルクリニック
総院長 / 獣医師
〈略歴〉
生年月日:1978年2月6日生まれ
麻布大学 獣医学部 卒業
西荻動物病院副院長
dogdays東京ミッドタウンクリニック副院長
2008年7月 白金高輪動物病院 開業
2011年4月 中央アニマルクリニック 開院
2015年6月 DogCareSalonLINDO オープン
専門は「循環器」。
全国に60人しかいないと言う「循環器学会認定医」でもある。
「一生のかかりつけの医師」を推奨するとともに、専門分野治療、予防医療に力をいれている。
初めて動物を飼う飼い主さんに分かるまで、丁寧に熱心に説明する方法は評判を呼び、北海道から 沖縄まで全国からの質問が届くと言う人気獣医。
コラム記事一覧
- 第24回 わんちゃんが、水をあまり飲まないと病気になります!その理由について…
わんちゃんはその子によって水を飲む量はかなり変わってきます。 「この子は飲まないから」と放っておくと大変です。 水を飲まないと身体の負担となり、それが原因で、なりやすい病気があります。 一体、どんな病気なんでしょうか? […]続きを読む ⇒
- 第23回 高齢犬に多発する「水分不足」には、お水の量に要注意
高齢犬になると真夏に限らず「水分不足」になります。 そもそも「水分不足」とは何かと言うと、 体から水分と電解質が失われた状態のことを言うのですが、そのままにしておくと大変なことになってしまいます。 どのように判断するかと […]続きを読む ⇒
- 第22回 犬に与える水分の適温と投与法
夏場は冷たいお水を与えたくなると思いますが、あまり冷たすぎるとお腹に負担がかかり、下痢や嘔吐などを起こす可能性があります。 基本的には、水道水そのままの温度が適温といえるでしょう。 ただ、もちろん個体差はあります。 氷が […]続きを読む ⇒
- 第21回 夏の留守中の熱中症対策
これからの時期、人も犬も熱中症には気をつけたい。 そこで熱中症予防をお話しする前に、人と犬の予防には大きな違いがあることを認識していただきたい。 それは、自分が予防のために対策を行うことができるかどうかということである。 […]続きを読む ⇒
- 第20回 今年は危険、熱中症
前回は体の構造的な要因と、飼い主さんの管理による要因をお話ししました。 では、その他に、どのような犬が熱中症になりやすいかを少し加えたいと思います。 犬種的な要因 短頭種と言われる犬の多くは、呼吸器に構造的不利を抱えてい […]続きを読む ⇒
- 第19回 今年は危険、熱中症
平年に比べ気温が高いことが予想される今年は、特に熱中症には気をつけるべき年と言えるでしょう。 アニコム損保の調べでは、6月から熱中症が増加し始め、7・8・9月にピークを迎えていることがわかります。 単純に暑い季節は、熱中 […]続きを読む ⇒
- 第18回 犬の鼻が濡れているのは、なぜ?
犬の鼻を見てみると、黒く湿っています。 犬の皮膚は通常、被毛に覆われている状態ですが鼻と足の裏パット部分は黒い特殊な構造になっているのは一目瞭然かと思います。 鼻の黒い部分は鼻鏡と言われ、犬の生命線でもある臭いを敏感にす […]続きを読む ⇒
- 第17回 犬は味覚を感じることができるのか?
味を感じるために必要な、舌の表面にある味蕾は犬にも存在します。 味蕾の数は人が1万個、犬は約2千個、猫は約千個と言われています。 味蕾の数からも人よりは味にうるさくなく、猫よりはうるさいと言ったところでしょうか。 今まで […]続きを読む ⇒
- 第16回 歯周病と水の関係
3歳以上の犬の80%以上が歯周病を患っていると言われていますが、日々の診療でも多くの犬が受診をしています。 歯周病は歯肉炎や歯周炎の総称でありますが、主な原因は歯垢(プラーク)の中の細菌とされています。 その歯垢は、歯磨 […]続きを読む ⇒
- 第15回 尿石症(尿路結石)の診断と治療
冬場に飲水量が減ってしまったら、次の症状が出ていないかどうかを確かめてください。 トイレに頻繁に行く 室内や散歩でトイレを何度もする 尿の臭いがきつい 尿の色が濃いもしくは赤い トイレでずっと尿を催す格好をしている 尿を […]続きを読む ⇒
- 第14回 犬猫にミネラルウォーターは良くないのか??
前回の尿石結石の要因の続きをお話いたします。 尿成分の異常要因 いわゆる尿のpHです。 尿のpHがアルカリ性もしくは酸性のどちらに傾いても結石はできやすくなります。結石にも種類があり、pHがアルカリ性だとストルバイトやリ […]続きを読む ⇒
- 第13回 犬猫にミネラルウォーターは良くないのか?
ミネラルウォーターがなぜ良くないのかというと、ミネラルが豊富にふくまれている水を飲むことで、犬に起こる尿路結石(尿石症)などあらゆる結石になりやすいからなのです。 その中でも尿路結石は特になりやすいと言われています。 た […]続きを読む ⇒
- 第12回 冬の水分摂取の必要性
人の場合、冬になるとなんとなくトイレは近くなると感じている方が多いと思います。 そして、寒いので暖かい飲み物で体を温めます。 しかし、犬はどうでしょう。 寒さに強いと言われているだけに、寒さでトイレが近くなる訳ではありま […]続きを読む ⇒
- 第11回 冬の対策
寒い時期は猫にとって様々な問題が起こりやすいことをご存知でしょうか。 この時期は、猫同士が体を寄せ合いながら寝ている光景や、家などでもこたつや温かい場所で丸くなっている姿を見かけるように、冬の寒い時期は少し苦手と言えます […]続きを読む ⇒
- 第10回 水分摂取量が少なくなり致命的な状況になる「尿崩症」とは…
分類として、脳にある下垂体の分泌障害による中枢性と、腎臓の受容体反応低下による腎性に大別されます。 中枢性では先天的な異常は稀であり、後天的な下垂体腫瘍や外傷による尿崩症が報告されています。 腎性では家族性は稀であり、腎 […]続きを読む ⇒
- 第9回 犬にはよくあるクッシング症候群
別名:副腎皮質機能亢進症とも言います 副腎皮質とは、腎臓のすぐそばに存在し生きていく上では欠かせないホルモンを分泌しています。 しかし、このホルモンは過剰に出すぎることで、様々な病態を引き起こします。 原因としてはホルモ […]続きを読む ⇒
- 第8回 ステロイドによる多飲多尿とは
副作用のない薬はないと言われていることは皆さんもご存知かもしれませんが、ステロイド薬は副作用のほうが有名な薬かもしれません。 まずは、基本的なお話からしていきましょう。 ステロイド薬の主な作用は、糖質コルチコイド作用とし […]続きを読む ⇒
- 第7回 愛犬が頻繁に水を飲むことは正常?それとも病気?
この悩みはとても多く、毎日のように相談が寄せられます。 もちろん水を飲むことはいいことであり、病気などの予防にも繋がることは解っています。 しかし、水分も摂りすぎは良くありません。 ただ、愛犬も気づかず、無意識で水分を取 […]続きを読む ⇒
- 第6回 水と腎臓病
前回、腎臓病の仕組みなどを記述しましたが今回は症状と治療についてです。 急性の場合に起こる症状は、まず尿がほとんど生成されない、もしくは排泄されないため毒素が体内に残る尿毒症になり、 食欲不振、元気消失、嘔吐が起こり、改 […]続きを読む ⇒
- 第5回 水と腎臓病
まずは、腎臓病を知るために腎臓の仕組みを勉強しましょう。 腎臓の働きは3つと言われています。 排泄機能 体内の老廃物、過剰な電解質、酸などを水とともに尿として排泄しています。 調節機能 電解質、体液量、浸透圧、酸塩基平衡 […]続きを読む ⇒
- 第4回 水の飲み過ぎは、もしかしたら病気かも?
全ての年齢で言えることですが、水をあまりに飲むことは何かしらの病気が隠れている事が予想されます。 皆さんは「多飲多尿」という症状を聞いたことがあるでしょうか? 実はあまり一般的ではありません。 普通の飲水量、排尿よりも異 […]続きを読む ⇒
- 第3回 高齢犬による脱水症とは
そもそも脱水症とは、何かと言うと 体から水分と電解質が失われた状態のことを言うのですが、そのままにしておくと大変なことになってしまいます。 また、犬の脱水症をどのように判断するかというと。 皮膚の弾力性がなくなる 目が落 […]続きを読む ⇒
- 第2回 水分の取り方
生物が生きていくためには、必ず水が必要となります。 水を取らなさすぎても、血液がドロドロになり脱水となって腎不全に陥ったり、むしろ取りすぎは病気の前兆ともいえるでしょう。 では、まずは犬がどのくらいの水分量を1日に摂取す […]続きを読む ⇒
- 第1回 秋の熱中症
秋といえば、日本では9月、10月、11月ですが、こんなデータが存在します。 アニコム損害保険によれば2015年度、熱中症で保険請求が来た件数を求めたところ1年の中で9月は260件で8月の312件に次いで2番目。10月は6 […]続きを読む ⇒
【ご使用上の注意】
■使用方法、使用目的に従ってご利用ください。誤った使用方法、使用目的以外のご利用はしないで下さい。 飲料水のみご使用下さい。■高温多湿、直射日光に当たる場所での保管はしないでください。 ■熱いお湯は入れないでください。常温以下のお水をご使用ください。■強い衝撃を与えないようにしてください。 ■子供や乳幼児の手の届かない場所に保管しロザイ本体を過って食べたり遊んだりしないようにしてください。 ■ボトルに直接口をつけて飲ませないでください。■天然成分の為、まれに白濁等する場合がございますが品質等には関係ございません。 ■万が一、身体に異常が認められた場合には直ちにご使用を中止し、かかりつけ専門医にご相談ください。